フランス産そばの味を知る

BIO麺食品

フランス産そばの購入&レシピ(サラダ風)

先日、オーガニック店(biocoop)で、フランス産のそばを発見いたしました。梅の花をモチーフにした和のテイスト溢れるラッピングは、日本というより“ジャパニーズ”を感じます。

Lazzarettiというプロヴァンスにある会社。主にパスタなどの麺の製造をしている。そばだけでなく、うどんも売り出している。

さて、味が気になることかと思います。今回の試食にあたり、裏面に紹介されていたおすすめの食べ方“サラダスタイル”を採用してみました。付け合わせには、海老とトウモロコシの天ぷらを添えています。それから、食事のお供は、煎茶です。

参考にさせていただいた、そばのレシピ(フランス語)はこちらになります。

食べた感想

(私)まず、そばが思っていた以上にどろっとしていました。そして、そば本来の味を少ししか感じられませんでした。ちょっと残念です。因みに、そば粉は40%で、残りの60%は半全粒粉入りの小麦でできています。

一方で、味付けは悪くなく、新たな風味を発掘できたかなと嬉しく思っています。パクチーの独特の味は、他のにんにくや生姜と組み合わさって悪目立ちせずに良いアクセントを出していました。フランス人の彼にも試食してもらった所、味付けは良いが、そばの食感が無くてアジア系のスーパーでいつも買う方が断然美味しいとのことでした。

ドロドロの茹で汁。そばは昔から好きですが、蕎麦湯の美味しさをまだ発見できていない私と外国人の彼にとって、そばのこのドロドロ感というものは、マイナス面にしか写りませんでした。また、今回のレシピでは、つゆを使っていないので、さらにドロッと感が目立ってしまったのかもしれません。次回は、日本のそばを使い同じレシピで美味しいかどうか試してみようと思います。

日本のそばの現状

 現在日本では、そばの実自体は7割が中国やアメリカからの輸入品に頼っている状態です。2019年の農林水産省統計によると、作付面積は増加したものの収穫量は前年より15%以上も減少しております。結実までに75日ほどで荒地ややせ地などでも育つ丈夫な穀物と言われておりますが、日照不足、大雨、台風は、やはり生産量に大きく影響します。また、販売価格が安価なため補助金がないと栽培出荷することが現状難しいのです。

そばのアピールポイント

そばを、海外へ輸出する際に美味しさだけでなく、どういった点が消費者にとって利点となるのか今回は、栄養に焦点を当ててまとめてみました。

  • 血管の病気(動脈硬化、高脂血圧など)の予防→血管を丈夫に保持するルチン(ビタミンP)が含まれているおかげ
  • 脂肪を付きにくくするコレステロール値を減らす働きがある→コリンが含まれているおかげ
  • 疲労回復に効果的免疫力アップ→ビタミンB群と必須アミノ酸のおかげ
  • 便秘ニキビ吹き出物の解消→食物繊維のおかげ

これらの栄養成分を体内に取り入れるためにはやはり、水溶性の物質(ビタミン、ルチン、ナイアシン、コリン、たんぱく質)を取る必要があります。これらは、そばを茹でる時に溶け出してしまう為、先ほど書いた蕎麦湯が最もベストな摂取方法なのです。だからこそ、美味しさを実感できるような調理法や商品の提供ができれば、そばの魅力をさらにアピールできるのかなと思います。

まとめ

今回紹介したのはフランス産のそばの乾麺でした。麺料理の一つとして確立し、日本の伝統食として誇り高いそばは、味もさることながら豊富な栄養源を含んでおります。既にフランスでも製造され始めたという事で、今後さらに注目されることでしょう。そばの実の国内生産量をこれ以上減少させないためにも、日本製の質の高いそばが海外で市場を占める日が来ることを待ち望んでいます。特に、フランスでは、伝統料理の一つでもあるそば粉のクレープ “ガレット” が存在しているおかげで抵抗も少なく浸透させやすいと感じております。

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