紙パックのココア200ml

BIO 飲料

珍しく目についた紙パック飲料200ml

先日、フランスのオーガニック食料品店(biocoop)で丁度欲しかったサイズのココアを見つけました。

原材料:牛乳92%(一部スキムミルク)(フランス原産)/ ココア6%(カカオ豆とサトウキビ由来の砂糖)/ 砂糖2%(サトウキビ)*全ての原料は、オーガニックの農家で採れたものを使用しています。

内容量:200ml

製造元:Grandeur Nature

殺菌法:超高温殺菌

(100mlあたり)

カロリー:65kcal

脂肪分:1,1g

炭水化物:10,4g

たんぱく質:3,43g

塩分:0,08g

カルシウム:67mg

*開封前は、常温で乾燥した場所で保存して下さい。乾燥後は、4℃以下で2日以内に消費して下さい。

見た目は、子供向きですが、苦味の中に甘さがあり、日本で言うところ大人の味です。また、牛乳味はしっかりと主張しつつもそこまで濃過ぎない為、牛乳が苦手な人でも飲みやすく、また飽きない味と感じました。

美味しさ: ★★★☆☆ 3/5

カフェが主流のフランスでは、アレらがなかなか手に入らない。

 フランスにいると、日本のコンビニで買える飲み物の丁度良さに気がつかされます。例えば、各社が独自で出している、アイスコーヒーの豊富さ美味しさそして安さという点です。もちろん味は、劣っているわけではありません。強いて言うならば、糖分の加減が日本人にはどうしても理解できないことですね。「適度な甘さを越えると下品な甘さになる。」と高校時代に、家庭科の恩師が言っていたのを思い出します。

  そして種類に関して言うと、アイスコーヒーの類は限りなく少ないです。しかしながら、アイスコーヒーという概念がそもそも無いので、見つけたらラッキーと思うことにしています。一方で、野菜果物由来のジュース、乳製品飲料、炭酸ジュースと水はこちらのスーパーでよく見かけます。ただ、全て1L以上のものが多いです。

値段は、日本の方が量に対してバランスのとれた価格帯になっていると感じます。だから、ちょっと喉が渇いたくらいでは、スタバのカフェオレ飲料やジュースをスーパーで買うことはありません。

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200ml &500ml紙パックの需要ってあるの?

 安くてちょうど良い大きさの紙パック飲料って本当に、ヨーロッパの国民に需要はないのでしょうか?というのが今回のテーマです。日本からもっと輸入してほしいなと常々思う私は生産量が増える事を密かに望んでおります。

 結論から言うと、小売りで手軽に飲める飲料自体は、別に需要がないわけではありません。約1€(120円)で1杯のコーヒーが飲めるマシーンがあるのをご存知でしょうか?自動販売機というよりは、ネスレのカフェマシーンのようにその場で出来たてのコーヒーが買えるものです。このマシーンは、公共機関ではほぼ見かけます。スーパー、職場、学校、図書館、駅、警察署、本当にどこでもあります。コーヒータイムが1日に何度もあるヨーロッパでも我々同様に飲み物は、日々の活動を陰ながらサポートしているのです。

ただ、問題は、1回ずつ購入するので、例えば図書館で勉強していたら、

  • 一度席を離れなくてはならない
  • 待ち時間
  • マシーンが壊れていてお金だけ吸い込まれる可能性が多い
  • 蓋がないから溢れやすい(私は先日、買ったばかりのカフェオレを図書館でぶちまけました。)
  • 量が少ない (エスプレッソ25ml以外も大体小サイズ)

 その点、日本の少量飲料はこれらの心配がありませんね。

生じるギャップ。やっぱり重要なのは、

 先ほど取り上げたマイナスなポイントですが、フランス人からすると蓋があると折角の香りが楽しめないとの事で必ずしも必要ではないようです。また、紙やペットボトルの味を感じるから、やはりカフェでマグカップで飲むのが一番だと言う意見もあります。コーヒータイムが頻繁にあるフランスでは、喫茶店やカフェで頼む1杯の価格は2ユーロ程とそこまで高くありません。また、長居する人ばかりでなく、立ち飲みでサッと飲んでその場を後にするなんて当たり前の光景です。確かに、出来立ての1杯があの価格で気兼ねなく飲めるなら小分けのパック飲料を必要としないかも…。

そして、200mlの紙パックに関しては子どもの飲み物というイメージがあるようです。環境面に関しても、小分けにする事で廃棄物が増えるのでは無いかという懸念もあります。日本の包装は過剰だと認識されているのでマイナス面に映りそうです。

フランスで小分け飲料が注目を浴びるには…?

  では、フランスで小サイズの飲料がもっと市場を持つにはどうしたら良いのでしょうか?近年世界中でブームを起こしたタピオカに鍵があるのではないかと注目してみました。

 私がパリのアジアスーパーで働いている時に、タピオカ片手に訪れるお客さんがよくいました。タピオカ飲料は出来立てでテイクアウト商品ですが、プラスチックのカップで、蓋は付いているし、ストローは必須です。環境面もカップによる味の変異もとりわけ、こだわっていたわけではありません。では、なぜ多くの人に指示を得たのでしょうか。理由は、単純にタピオカの新感覚な食感に加えて、飲み物の味自体はすでに知られているものが多くトライしやすく、そしてあのタイプでのみの販売だったからだと考察します。

  つまり、少し認識されてはいるもののまだ浸透しきっていない飲み物が多くの人の興味を引くという事です。日本といえば、お茶のイメージをよく持たれておりますが、日本食レストランの市場拡大により、最近は緑茶だけでなく、玄米茶、ほうじ茶、麦茶もよく知られるようになりました。これは、韓国のお茶の話になりますが、パリのアジアスーパーで働いていた頃、その効能を求めてトングレ茶(둥글레차)という鈴蘭に似た植物のお茶を購入する人をよく見かけました。こうした効能を持ち健康面にプラスに働くお茶類は、既に知られている緑茶があり、尚且つ、他では代替えの効かない効能持ちという点で指示されやすいと感じます。

まとめ

 今回は、オーガニックの紙パック飲料200mlを紹介しました。日本よりも乾燥が激しいヨーロッパにいると、頻繁に喉が乾きます。そんな時にあったらいい丁度いいサイズの紙パック飲料は、カフェ大国ヨーロッパでは、あまり見かけません。そこで、その実態と問題点から解決案を記事にまとめてみました。

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